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小田原通勤ネットワーク

小田原市の現状(2) 小田原市における保育園の立地とは

小田原市は非常に交通アクセスのよい土地ですが、市外への通勤者が意外と多くないということについて前回お伝えしました。その理由はなんでしょう。

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西湘地区の中心都市小田原

それは、小田原が西湘地区における、中心都市であるからだと考えています。

たとえば、神奈川最大の都市横浜においての市外就業と比較してみると

横浜市
15歳以上就業者数総数 1,703,374人
自市区町村で従業 990,578人 58.2%
市外で従業 634,005人 37.2%


小田原市
15歳以上就業者数総数 96,209人
自市区町村で従業 59,453人  61.7%
市外で従業 36,483人 37.9%


規模が桁違いに大きいですが、割合としてみると小田原に近いものがあります。
横浜市は東京都への通勤者のベッドタウンであると同時に、市自体が数多くの企業など就業地を抱えています。よって、半数以上の人は市内に住みつつ市内で働いているわけですね。
小田原市も、西湘地区における最大の都市としていくつかの大企業を有しています。また、第一次産業も盛んです。よって、市外への通勤者の方が少ない、いわば遠くまで行かなくても一定の雇用がある状態なのだと思います。
ただ、横浜市の場合、市内就業者であっても通勤には電車などの公共交通機関を使う人が多いですが、小田原市の場合、自家用車の割合がかなり高くなっているのが大きく異なる点です。

従業地・通学地による人口・産業等集計から、小田原市在住者が、どの交通機関で通学・通勤しているかを見てみます(通学者が含まれていルデータしかないのですが、通勤者の1割程度だと思います)。

小田原市
自市で従業・通学 53,965人
 2 鉄道・電車 7,500人(13.9%)
 5 自家用車 21,937人(40.7%)
他市区町村で従業・通学 42,616人
 2 鉄道・電車 24,368人(57.2%)
 5 自家用車 15,697人(36.8%)


横浜市
自市で従業・通学 995,136人
 2 鉄道・電車 417,752人(42.0%)
 5 自家用車 178,997人(18.0%)
他市区町村で従業・通学 788272人
 2 鉄道・電車 636,297人(80.7%)
 5 自家用車 85,124人(10.8%)


改めて見ると横浜の電車率すごいですね(まあ、自分も実家のときは乗っていましたが…)。


小田原市における保育園の立地

ここで、小田原市内の認可保育園の分布図を見てみます。
黒い点が保育園、茶色の筋が道路で主に大きな道路のみ標示しています。
黄色の園はそれぞれ小田原駅から半径1km、2km、3kmを示します。
かなりざっくりと示しているので実際の地図上とは多少異なるのですが、おおよその位置を把握すると思ってください。

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なんと、小田原駅のそばは半径1km以内に2個しか保育園がないんです。
半径で1kmですので、歩いたら当然1kmまたはそれ以上あります。
なお、この2つの保育園のうち、最も近い方の保育園は定員数が少なく、預かり時間も短い園です。
もう一つの園は、預かり人数がかなり多く、日本の中でも最大規模の園らしいのですが、
駅の北側に住んでいた場合、歩くとかなりの距離があります。

かといって、小田原は保育園の数がものすごい少ない市というわけではないのです。数としてはそこそこあります。
では、駅近になく、どこにあるのかというと、車の交通の要所の近くに配置されているように思いませんか?
たとえば海沿いの太い道は国道1号線ですが、小田原駅から遠く離れたその道路沿いに3園ほどあります。
小田急線と並行して走る松田方面へ北に伸びる道路沿いにも保育園が点在していますが、駅と駅の中間あたりにある園が多いです。

小田原市内の保育園の立地は、「小田原市内で働き、自家用車で通勤している人」を
多く想定しているからなのです。

ここが我々と市とのギャップです。

もちろん、ニーズが多い方に答えるのが正しい行政のありかたでしょう。
市内と市外で働く人は市内の方が多い、自家用車と電車であれば、自家用車利用者が多い。
市外で働き、電車通勤である我々は、確かにマイノリティーではあるのです。
ただ、本当にマイノリティー=少数なのでしょうか?
また少数であればニーズを満たしてはもらうことは望めないのでしょうか?

小田原市の現状(3)へ続きます。
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