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小田原通勤ネットワーク

小田原市の現状(3) 駅前保育のニーズは満たしているといえるのか

前回の記事で書いたとおり、市外へ鉄道・電車で通勤している人は全体の25%程度であることがわかりました。
しかし、そもそも駅前保育のニーズは別に新幹線などを利用する遠距離通勤者には限らないはずです。
市内に通勤していても、駅を使用している方であれば、駅前の保育園を利用したい方は多いのではないでしょうか。

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そこで、就業地にかかわらず、交通手段の全体の割合を見てみると

総数(利用交通手段) 96,605人
1 徒歩だけ 7939人 8.2%
2 鉄道・電車 31868人 33.0%
3 乗合バス 7823人 8.1%
4 勤め先・学校のバス 1548人 1.6%
5 自家用車 37634人 39.0%
6 ハイヤー・タクシー 143人 0.1%
7 オートバイ 4526人 4.7%
8 自転車 17633人 18.3%
9 その他 715人 0.7%
不詳 1889人 2.0%


(個人的にはハイヤー・タクシーの0.1%が少し気になりますが、)鉄道・電車と自家用車はそこまで差はないんです。
もちろん横浜市に比べるとかなり電車利用者は少ないのですが、全体の1/3は電車を利用しているのです。

たとえば血液型でいうと、AB型は日本人では10%程度だそうなので、それよりははるかに高い数値です。
日本人の血液型2位のO型が29%なのでそれよりも多いのです。
果たしてマイノリティーでしょうか?

小田原駅の1日の乗車人員を見てみると、2014年度はJRだけで34,196人です。
これを基準に同じ規模の駅の保育園分布を駅をgoogle mapで中心として同じ縮尺で「保育園」で検索したときのピンの数を比べてみました。

まずは小田原駅
hoikuenichi_odawara.jpg

※すでに廃園になっている園にピンがたっていたり、みどりの家にピンが立っていなかったり、小田原愛児園と乳児園が2つにカウントされていたりするので、正確には無認可園も含め4つです。おそらく他の駅も正確性には欠けると思いますが、おおよその規模をつかむと思ってください。

1日の乗車人員が近い他の駅
hoikuenichi_ichiran.jpg

宇都宮駅 1日の乗車人員35,769人 保育園6個
十条駅 1日の乗車人員35,162人 保育園15個
武蔵中原駅 1日の乗車人員34,434人 保育園14個
武蔵新城駅 1日の乗車人員34,331人 保育園18個
小田原駅 1日の乗車人員 34,196人 保育園5個
東神奈川駅 1日の乗車人員34,119人 保育園17個
東川口駅 1日の乗車人員33,065人 保育園8個
石川町駅 1日の乗車人員32,719人 保育園15個
保土ヶ谷駅 1日の乗車人員32,422人 保育園12個


小田原駅は、他の駅に比べても駅近隣の保育園の数が少ないのがわかります。
しかも、小田原駅はJR以外に小田急や新幹線も走っているので、規模としてはこれらの駅より大きいはずです。
つまり、駅利用者数に対して、駅周辺の保育園の数がまったく見合っていないのです。

ここまでの話の結論としては
電車での通勤者は割合からしても決してマイノリティーとはいいきれない。
実人数で見た場合にも電車での通勤者数は少ないとはいえない。
他の駅と比べても圧倒的に駅近保育園の数が少ない。

ということです。

なぜこんなことを長々と書いてきたのかというと、我々子持ちの通勤者は市内においてマイノリティーであり、駅前保育のニーズは満たしているといわれてきました。
数としてマイノリティーではないこと、そしてニーズは満たされていないことを、知っていただきたいのです。

もちろん、通勤者の数は全体の割合なので、おそらく保育園利用者に絞れば、電車利用の割合は減る可能性が高いです。
出産を通じて退職・転職をし、電車通勤しなくなる人がいるからです。
しかし、逆にいえば、もしからしたらその人たちは駅のそばに保育園があれば、そのまま通勤していた人たちかもしれません。
今保育園を利用している世代はもちろんのこと、これから利用する可能性のある方のためにも、駅前保育の需要はあるといえるのです。

では、他の駅同様に駅前に保育園を建てればそれで駅前保育のニーズは解決するのか、というとそう単純な問題でもありません。
だから、我々は「送迎保育ステーション」の設置を要望しています。

小田原市の現状(4)に続きます。
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コメント


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おぉ!

同規模の都市との比較、非常に分かりやすくて目からウロコでした。
横浜など待機児童数が多いとされている都市より状況が良いはずなのに、実感としては保活にものすごく苦労した。感覚だけだった苦労話が見事に裏付けられました。

勝浦 | URL | 2015-08-24(Mon)12:35 [編集]


Re: おぉ!

ありがとうございます。
私は、小田原は待機児童数がそう多くないからさほど保活に苦労しないだろうと甘くみていたら、痛い目にあいました^^;
送迎保育ステーションがまず欲しいですが、保育所の数自体も待機児童がいる以上足りているとは言えないので、そこも改善してもらえれば、と思っています。

workingmamaodawara | URL | 2015-08-26(Wed)17:41 [編集]